皆さんは、公園で子どもたちと遊ぶ機会が増える季節になると、草むらや木陰に潜むちょっとした"危険生物"が心配になることはありませんか?
とはいえ、むやみに怖がる必要はありません。どんな虫がいて、どんな点に気をつければよいのかを知っておくだけで、外遊びはぐっと安心できます。
Photo:KATACHI
危険生物として広く知られているスズメバチ。その大きな特徴は、強い毒性と高い攻撃性です。不用意に近づくと、気づかないうちにスズメバチの"パーソナルスペース"に入り、攻撃のきっかけをつくってしまうことがあります。
1日に1〜8kmも飛ぶので、雑木林がない地域に住んでいても安心はできません。公園や人通りの多い道路沿いにも、吸蜜のためにやって来ることがあります。
- 見つけた際は、そっと静かにスズメバチから距離をとる
- 不用意にスズメバチを刺激しない
- 頻繁に見かける場所には近づかない
- 毒をしぼり出し、流水で洗う 毒針が残っている場合があるため取り除く処置を行う
- 安静に 毒の循環を抑えるため、20分程度動き回らずにじっとしている。可能であれば冷やす
- 重い症状が出たら救急TEL 息苦しさ・顔の腫れ・じんましん・意識がぼんやりなどの症状が出たら救急車を呼ぶ。症状が軽くても小児科・皮膚科を受診
- 塗り薬 痛み・かゆみが治まらなければ市販薬を使用。幼児は必ず医師・薬剤師に相談
スズメバチの毒には、細胞をこわす成分・強いかゆみやふくらみを起こす成分・神経に作用して痛みを強くする成分など、働きの異なる複数の成分が含まれています。
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蚊は小さな昆虫ですが、注意すべきは病気の媒介です。日本では蚊が媒介する病気は少なく、海外に比べて健康への影響はあまり心配ありません。ただし海外では、デング熱やマラリアなど危険な病気が広がっている地域もあります。
- 特に赤ちゃんは腫れが強く出やすいので、長袖が有効
- 肌の露出している部分の虫除けは十分に行う
- 空き缶やビニールにたまった少しの水でも発生するため、水たまりをなくす
- 海外で伝染病が発生している地域では、人の多い場所でもしっかり虫よけ対策を
- 傷口をきれいに洗う 流水で刺された部分をやさしく洗い、皮膚を清潔に保つ
- 冷やす 冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やすとかゆみを効果的に抑えられる
- かゆみ止めを塗る 掻きむしると細菌感染(とびひ等)のリスクがあるため注意。かゆみが続く場合は医師・薬剤師に相談
- 重い反応が出たら医療機関へ 水ぶくれ・発熱・痛み・熱感がある場合は皮膚科や小児科を受診
蚊は特にO型の人に寄りやすい傾向があります。これは皮膚にあるO型特有の成分が蚊を引き寄せるためと考えられています。ただし、刺されやすい理由は血液型以外にも複数あるため、O型だから必ず刺されやすい!というわけではありません。
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春から初夏にかけて気をつけたい毛虫が「イラガ」です。明るい色合いの小さな毛虫ですが、触れるとチクッと痛くかゆみを感じます。公園や庭先の木でも見かけることがあり、うっかり触れると思わぬ腫れに…。
- 椿・サザンカ・梅・柿・桜などの木の葉の裏にいる
- 緑の葉が茂る生垣を通ったり、低い木の葉に触れる際は幼虫の有無を確認
- 葉をうっかりつかんだり、木陰でかくれんぼをするときに触れやすいため、幹や葉に触れる前に確認するよう声をかけると安心
- まず触らない 刺された部分を触ったり擦ったりすると毒毛が広がり、かゆみや腫れが強くなる
- 毒針を取り除く 毛が皮膚に残っている場合はテープでやさしく取り除く。爪で押さえたりこすったりしない
- 水で洗う 刺された部分を流水でやさしく洗い、毒や汚れを落とす
- 冷やす 冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やすとかゆみを効果的に抑えられる
- かゆみ止めを塗る かゆみが続く場合は医師・薬剤師に相談して市販薬を使用
- 重い反応が出たら医療機関へ 腫れが広がる・体調不良などの症状が出る場合は皮膚科や小児科を受診
毒はなくても、体全体をトゲで覆う生き物がいます。見た目や触感を利用して天敵から身を守るユニークな防衛方法ですね。
柔らかいトゲをもつ、無毒の幼虫(テントウムシ類) Photo:KATACHI
🌿 まとめ
虫や植物に刺されたときは、まずは慌てずに対処することが大事です。流水でやさしく洗って、冷たいタオルや保冷剤で冷やすだけでもだいぶ楽になります。
「もしもの時にどうするか」を心構えしておくだけで、自然遊びも安心して楽しめますよ。