秋になるとあちこちで見かけるドングリ。「全部同じに見える」という方も多いかもしれませんが、実は種類によって形も色も大きさも全然違います。公園や神社で簡単に見つかる5種類を、見分けのポイントとあわせてご紹介します。
シラカシ(白樫)
細長い楕円形で、熟すと真っ黒になるのが特徴です。神社の林や公園の生垣にひそんでいることが多く、常緑樹なので冬でも葉が青々としています。どんぐりの中では比較的細長くすっきりとした形をしており、見つけたらそばに常緑の葉がないか確認してみましょう。
スダジイ(椎)
小さくて丸っこく、殻斗(かくと)と呼ばれる帽子状の部分がドングリ全体を覆っているのが特徴です。縄文時代から食用にされてきたとも言われており、渋みが少なく炒って食べることもできます。大きな木の下に落ちているものを見つけたら、試してみるのも面白いかもしれません。
マテバシイ(馬刀葉椎)
公園や街路樹として植えられることが多く、5種の中では最も大粒です。肉厚でどっしりとした形で、渋みが少なく食べやすいため、一部の地域では昔から食用として親しまれてきました。大きな公園を歩いているとよく見かけます。
コナラ(小楢)
「ザ・ドングリ」といった形の代表格。帽子(殻斗)のうろこ模様がはっきりしており、落葉樹の雑木林で最もよく見かける種類の一つです。里山や公園の林の地面に、秋になると大量に落ちています。
クヌギ(櫟)
丸くてゴルフボールのような形が特徴です。殻斗がふさふさとした糸状になっているのも見分けるポイント。カブトムシやクワガタムシが樹液を求めて集まる木でもあり、夏の虫取りの名所として知られています。
左から:シラカシ・スダジイ・マテバシイ・コナラ・クヌギ。並べると形の違いがよくわかる
縄文時代の遺跡からは、ドングリが大量に発見されています。当時の人々はドングリを主食の一つとして活用しており、水にさらして渋みを抜いてから粉にしたり、蒸したりして食べていたと考えられています。数千年前も同じドングリを拾っていたと思うと、少しロマンを感じますね。
🌿 まとめ
形と場所で見分けるドングリ探し、今年の秋はぜひ試してみてください。公園や神社で5種コンプリートを目指して歩くだけで、いつもの散歩がぐっと楽しくなります。