はじめての昆虫標本|道具の選び方から展翅まで

昆虫標本

「昆虫標本ってなんだか難しそう…」と思っていませんか?
実は、基本の道具さえ揃えれば、はじめてでも意外とできてしまいます。今回は、標本作りに挑戦したい方に向けて、必要なものと基本の流れをやさしくご紹介します。

まず揃えたい4つの道具

最初から全部揃える必要はありません。これだけあれば標本づくりを始められます。

  • 展翅板(てんしばん)…翅を広げた状態で乾かすための板。溝の幅がいくつかあるので、作りたい昆虫の大きさに合わせて選びましょう。
  • 昆虫針(こんちゅうばり)…標本を固定するための細い針。太さがいくつかあり、チョウなら2〜3号が使いやすいです。
  • 展翅テープ…翅を広げた状態で仮止めするテープ。薄くて扱いやすいものを選んで。
  • 乾燥剤(シリカゲル)…カビを防ぐために標本箱に入れます。100円ショップでも手に入ります。

「標本 道具セット」で検索すると、針・テープ・展翅板がまとめて入った入門セットが1,500〜3,000円ほどで見つかります。最初はセットがお手軽でおすすめです。

昆虫の採集と保管のコツ

採集したらできるだけ早く標本にするのが理想ですが、難しければ冷凍保存がおすすめです。ジップ袋に入れて冷凍庫へ。作りたいときに取り出して、室温でゆっくり解凍すれば大丈夫です。

逆にNGなのが「乾いたまま放置」。乾燥してしまうと翅が広げられなくなります。どうしても乾いてしまった場合は、湿らせたティッシュを近くに置いて「軟化(なんか)」させることもできますが、少し技術が必要です。

展翅(てんし)の手順

展翅とは、翅を美しく広げた状態で固定する作業のこと。チョウの場合はこんな流れです。

  • 展翅板の溝に胴体を合わせ、昆虫針を胸部に刺して固定する
  • 前翅を前に引き出し、展翅テープで仮止め
  • 後翅も同様に広げてテープで固定
  • 1〜2週間、風通しのよい日陰で乾燥させる
  • テープをそっとはがして完成!

最初はうまくいかなくても大丈夫です。何度かやるうちにコツがつかめてきます。

標本を作ると、虫の見え方が変わる

標本を作ると、生きているときには気づかなかった模様や体の形にじっくり向き合えます。「こんな毛が生えてたんだ」「翅の裏ってこんな色なんだ」という発見が次々に出てきます。

標本は「命をいただいて残すもの」です。だからこそ、きれいに丁寧に仕上げることが、虫への敬意になると私は思っています。

ワークショップでは道具も貸し出して、一緒に作業します。「まずは体験してみたい」という方もぜひ気軽に参加してみてください。

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道具の使い方からていねいにお伝えします。はじめての方も大歓迎です。

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