桜が散り、草木がぐっと緑になってくるこの季節。公園は、じつは一年でいちばん生き物が活発になる時期です。
「虫は苦手だけど、子どもと一緒に何か見つけてみたい」という方にも楽しんでいただけるよう、見つけやすくて話のネタになる生き物を10種ご紹介します。お散歩のお供にどうぞ。
① ダンゴムシ
ダンゴムシ オカダンゴムシ
石や落ち葉の下に必ずいると言っていいくらい、公園の定番。触るとまるまるのが愛らしい。
👀 観察ポイント:裏返してみると足が14本!足の数を数えてみよう。
② アリ
アリ クロヤマアリなど
地面に目を向けると必ず行列している。えさを運ぶ姿、巣穴の周り、よく見るととても忙しそう。
👀 観察ポイント:どこからどこへ運んでいるか、行列の行き先を追ってみよう。
③ ナナホシテントウ
ナナホシテントウ
赤い丸い体に7つの黒い点。アブラムシを食べてくれる「益虫」の代表格。葉の裏でじっとしていることも多い。
👀 観察ポイント:点の数は本当に7つ?じっくり数えてみよう。
④ モンシロチョウ
モンシロチョウ
菜の花やハナダイコンの周りをひらひら。春から秋まで見られるけれど、春がいちばん数が多い。
👀 観察ポイント:翅の裏側は薄いクリーム色。止まったときにそっと見てみよう。
⑤ ミミズ
ミミズ フトミミズなど
雨上がりの翌朝、地面に出てきているのをよく見かける。土を耕して豊かにしてくれる、縁の下の力持ち。
👀 観察ポイント:どちらが頭でどちらがしっぽ?答えは「太い方が頭」。
⑥ タンポポ
タンポポ セイヨウタンポポ・カントウタンポポ
生き物ではないけれど、よく似た2種類が混在しているとても面白い植物。見分け方がわかると楽しい。
👀 観察ポイント:花の下の「がく」が反り返っていたらセイヨウ、まっすぐならカントウ。
⑦ ハルジオン
ハルジオン
春の公園でよく見かける白やうすピンクの花。茎をちぎると中が空洞になっている。
👀 観察ポイント:花のまわりに虫が来ていないか、そっと観察してみよう。
⑧ ツバメ
ツバメ
4〜5月ごろ、南の国から渡ってくる夏鳥。低空でさっと飛ぶ姿が春の訪れを知らせてくれる。
👀 観察ポイント:軒下の巣を探してみよう。駅や商業施設にも意外とある。
⑨ カナヘビ
カナヘビ
草むらの端や石の上で日光浴をしているトカゲのなかま。細長い体とながーいしっぽが特徴。
👀 観察ポイント:近づきすぎると逃げるので、少し離れてそっと観察しよう。
⑩ ハチ(ミツバチ・マルハナバチ)
ミツバチ・マルハナバチ
花の蜜を集めに忙しく飛び回る。丸くてモフモフのマルハナバチは特に愛らしい。刺激しなければ刺しません。
👀 観察ポイント:足に花粉の塊をつけていることがある。「花粉団子」と呼ばれる。
見つけるコツは「ゆっくり歩くこと」
公園を走り回っていると、生き物はみんな逃げてしまいます。ゆっくり歩いて、足元・石の裏・葉の裏に目を向けてみてください。
「何かいるかな?」と探す目で歩くだけで、いつもの公園がまったく違う場所に見えてきます。図鑑より先に、まずは「なんだろう?」という気持ちで向き合うのが大事です。